日頃から「もし火が出たら」を考え、家のどこに「火の元」があるのかを確認するなど、防火対策を講じておきましょう。地域で行われる防災訓練には必ず参加し、近隣の人たちと協力して防火対策に取り組みましょう。これらを参考にあらためて「わが家の防災対策」について見直してみましょう。
初期消火の3原則
通 報
火災を発見したら大きい声で「火事だ!」と叫び、隣近所に知らせましょう!声が出ない場合は非常ベルや音の出るものを叩くなど、とにかく周囲の人に知らせること。
小さな火でも必ず119 番通報してください。
初期消火
火が横に広がっているうちは消火可能です。備え付けの消火器のほか、水や濡れタオルなど身近なものを活用して消火しましょう。
避 難
火が天井に届いてしまったら、もはや消火は困難。無理せずに避難しましょう。避難するときは燃えている部屋の窓ガラスやドアを閉めて煙が外へ漏れないよう空気を遮断すること。
住宅用火災警報器
全国的に火災による死者のうち、住宅火災で亡くなる方が多く、その原因として逃げ遅れによるものが約5割を占めています。
大切な「命」「財産」を守るためには、火災の早期発見が非常に重要です。だからこそ、火災の早期発見に有効な住宅用火災報知器の設置が義務付けられました。
住宅用火災警報器の電池や機器の寿命は、約10年と言われています。いざという時に、しっかり機能するように、住宅用火災警報器は10年を目処に交換しましょう。
出火の7大原因!!
1.コンロ
■油を使った料理の際は火のそばを離れない。離れるときは必ず火を消す。
■コンロの周りには燃えやすいもの(キッチンペーパー等)を置かない。
2.ストーブ
■ストーブや電気器具で洗濯物を乾かさない。
■燃えやすいもの(カーテン等)の近くにストーブを置かない。
■完全に火を消してから給油する。
3.タバコ
■タバコの投げ捨て、寝タバコをしない。
■吸いさしを残したままその場を離れない。
■灰皿には水を入れ、ごみ箱に吸いがらを捨てない。
4.放火
■家の周囲に燃えやすいものを放置しない。
■車庫や物置などに鍵をかける。
■ゴミは収集日の朝、決められた場所に出す。
5.火遊び
■マッチやライターを子どもの手の届くところに置かない。
■ふだんから子どもに火の怖さと正しい使い方を教えておく。
6.電化製品等の配線
■たこ足配線はしない。
■傷んだコードやコンセントはすぐに修理・交換する。
■取扱説明書をよく読み、正しく使用する。
7.たき火
■風が強いとき、空気が乾燥しているときは、たき火をしない
■そばに消火用の水を用意し、周囲の安全を確認する
■終わったら必ず消火を確認し、たき火の灰は処分する
生活に防火の習慣を
ガスの元栓、こたつのコンセントなど、就寝前に火の元を点検する習慣をつけましょう。
また、高齢者や子どもの部屋はできるだけ外に逃げやすい場所にしましょう。